自律神経とは
自律神経とは、自分の意志とは関係なく、自動的に全身の臓器や器官 などの働きを調節し、生命活動を維持している神経の事です。
呼吸、循環、代謝、体温、吸収、分泌、排泄、生殖などのあらゆる生命活動に関係し、それらを自動的に調節してくれている神経です。
交感神経と副交感神経
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つがバランスよく働くことで 機能します。
交感神経
昼間などの活動時や興奮時に優位に なる、人の活動を支える神経。 (活動している時、緊張している時 など) 闘争と逃走の神経とも呼ばれる。
副交感神経
夜間などの休息時やリラックス時に優位になる、人の休息を支える神経。 (リラックスしている時、眠っている時など)
自律神経の特徴
- 交感神経と副交感神経は臓器や器官に対して、互いに反対の作用をし、シーソーのようにバランスを取っている。
- 一方が優位になれば、一方は抑制されるが、どちらかがゼロになることはない。優位になりすぎた神経は必ず頭打ちになり、低下する。
- 気温、気圧、温度、季節、光、昼夜、磁気、電磁波、重力、酸素濃度などの影響を受けている。
- 心の状態にも密接に関係している。
- 年齢、性別によっても変化する。
自律神経を動かしている脳
自律神経をつかさどるのは、脳の中にある「脳幹」です。ここは、自律神経のバランス調整、ホルモン調整、睡眠の制御、呼吸の制御といった働きをしています。つまり、人間が生きる上で必要不可欠の「生命活動の司令塔」です。この脳幹を伝わってエネルギーや神経の伝達を行います。
自律神経が乱れている方は、脳幹と神経のやり取り過剰で頭~首が硬くなりがちです。